親はいつも笑顔で
親はいつも笑顔で過ごします。何がなくとも、笑顔です。
親の笑顔は、子どもの心の栄養です。
朝起きたら、満面の笑顔で「おはよー!今日もいっぱい遊ぶぞ!」と子供に挨拶をします。
ご飯を食べるときは、「いただきまーす!おいしそー!」と笑顔で食べ始めます。そして「ごちそうさまでした!あー、おいしかった!」と言って食べ終わります。おいしくなくても、こう言います。
いいんです、ご飯の味がどうであっても。美味しそうに笑顔で食べるんです。
朝だるくても寝不足でも、とにかく元気におはようで1日を始めるんです。
子供はそんな親の姿を見ています。そして真似をするんです。
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親の笑顔は、子供の心を育てる上で何より大切です。笑顔は心の栄養です。しかも、食品の栄養分と違って、いくらあっても多すぎるということはありません。
親がいつもニコニコして子供に接していれば、少しくらい料理が上手くなくても、生活が不規則になることがあっても、楽しいおもちゃが無くても、子供は幸せに育ちます。笑顔が幸せな人を作ります。
実に単純なことです。子供に幸せになって欲しかったら、自分が毎日、笑顔で過ごせばいいんです。しつけや教育の方法なんか知らなくても大丈夫です。いつでもどこでも誰にでもできます。知識も経験もいりません。お金もかかりません。
科学的、学術的な根拠はあまりありません。今のところ2歳4ヶ月になる長女に実践してきて「こうしたら、こうなったら」という経験と、知り合いから学んだり、ネットで聞きかじったくらいのものです。
この程度の浅い知識と経験ですが、笑顔が幸せを作るということは、確信しています。
自分自身や、知り合いの親子を思い出してみてください。親子は顔の造りだけでなく、表情も似ていると思いませんか?
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子供は、
親が「教えたこと」よりも多く、
親が「したこと」を学びます。
いつもつまらなそうな子どもを育てたかったら、
自分がいつもつまらなそうな顔をして、日々の生活を不満そうに送ればいいでしょう。ときどき、「なんでこんなことをしなきゃいけないんだろう。」「なんか面白いことないかな。」などとため息をつきながら実際に口にしてみると、より確かな効果が得られます。
わがままな子どもを育てたかったら、
周囲の迷惑を顧みず自分のしたいことを優先するといいでしょう。自分都合で子供との約束を破ると、特に効果的です。「こっちの方が楽しいから」と、子供にはよくわからないような説明でケムに巻きましょう。
言い訳ばかりする子どもを育てたかったら、
自分から進んで、どんどん言い訳をしましょう。「でも」や「だって」を意識して言葉のはじめに使うようにすると良いですね。言い訳をすることで「結局、誰も得をしていない」状況を子供にたくさん体験させてあげましょう。
すぐ友だちを叩く子を育てたかったら、
子供を叩いてしつけると効果バツグンです。その子はやがて、友だちだけでなく親にも暴力を振るうようになるので、子どもに負けないように今から体を鍛えておいた方がいいですね。
いつも笑顔の子供を育てたかったら、
自分がいつもニコニコしていたらいいでしょう。外に出たら「空が青くて気持ちが良いねー!」と笑顔で体を伸ばし、「一緒に散歩すると楽しいな~」と笑顔で手をつないで歩き、1日の終わりには「今日も一日、楽しかったね。明日もいっぱい遊ぶぞ!」と笑顔でオヤスミしましょう。
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いつも笑顔でいることは、単純なことではありますが、簡単なことではないですね。普段から自然に笑顔の多い人でなければ、いつも意識して笑顔を作ることになります。
夫婦喧嘩をしたり、仕事で失敗したり、電車に乗り遅れたり、車をこすってしまったり、子供がカーペットに大きなシミを作ってしまったりなど、笑えない日なんていくらでもあります。でも、笑うんです。頑張って。子どものためです。
親の笑顔は、子どもの心を育てる栄養ですから。
「作り笑顔でもいいの?」と思うかもしれませんが、はい、大丈夫です。たとえ作り物でも、笑顔は脳を刺激します。そして、楽しい気分を引き起こしてくれます。表情が脳をだまして、意図した方向に動かしてくれるのです。これは小学校の国語の教科書に書いてあったので、間違いありません。