娘へ

あなたはこうしてできています

言語環境

2019年現在の子供たちの言語環境を、記録として残しておきます。2人が成人する頃には、状況は大きく変わっているでしょう。

 

 

居住地

オーストラリア在住です。娘は2人とも、成人する辺りまではオーストラリアで生活することになります。

長女の恵美は、3歳くらいまではほぼ日本語と韓国語だけで生活してきました。5歳で義務教育が始まると、英語がメインの言語になっていきます。

3〜4歳は英語で学校に通うための移行期間として、徐々に英語を徹底していきます。

 

 

とーさん

日本語で話します。英語はボチボチ、韓国語は挨拶ができる程度です。

専業主夫なので、子供たちはとーさんを通して日本語にたくさん触れています。子どもたちの日本語は、主にとーさん、絵本、ユーチューブから入ったものです。

 

 

かーさん

子供には韓国語で、とーさんとは日本語で話します。英語はビジネスレベル、日本語はそれ以上です。

週4〜6くらい不定期で働いていて、今は子供たちと接する時間が短いです。そのため、子どもたちの韓国語はそれほど強くありません。それでも、恵美は3歳で韓国語の生活語彙が聞いて理解でき、韓国のアニメを楽しめるくらいにはなっています。1歳の和美も韓国語を理解していて、単語5個くらい出てきます。

 

 

家庭内言語

家庭内の共通言語は日本語です。最近は恵美がかーさんに韓国語で少しだけ答えることもありますが、家の中では「かーさん→子ども」以外は全て日本語です。

 

 

親以外の家族

かーさんの姉さんがオーストラリア国内にいます。年に1度くらい会って、その時は韓国語に触れられます。4日間程度です。

日本のババとは、週1くらいでライン電話をします。15分くらいでしょうか。

年に1度くらい、日本に一時帰国します。1回が1ヶ月くらいです。

 

 

友達

日本人や日本のバックグラウンドを持つ3歳前後の友達は、車で30分圏内に10家族くらいはいます。ウチが知らないだけで、その倍くらいはいそうに思います。

韓国人の居住者がどのくらいいるかは、まだよくわかりませんが、最近、韓国人の友だちも作ろうと動いています。

 

 

学校

5歳からプリスクール、6歳から小学校が始まります。当然、英語です。それまでに、英語をそこそこ強くしておかなければなりません。

 


幼稚園

3歳と4歳のコースがあります。

3歳のは時間も回数もわずか(週1で2時間半とか)なので、行ったところで英語にも友達にも慣れないうちに終わってしまいます。4歳のコースは週2で1回が長めなので、行った方が良いかな。

 


保育所

チャイルドケアというモノです。時間、曜日、料金がいろいろ。生活リズムと、子供の成長と言葉の発達に合わせて適宜使って、英語に慣れさせます。

現在は、恵美が週2回、5時間ずつ入っています。

 

 

日本語プレイグループ

日本人や日本のバックグラウンドを持つ家族(子ども)が集まって、日本語で遊ぶグループです。ウチからは車で30分くらいのところに3つあって、そのうちの1つに週1で通っています。1回2時間くらいです。

韓国語のプレイグループは、近くには無いようです。

 

 

日本語/韓国語土曜学校

土曜日だけの、政府認可の学校です。ここで日本語や韓国語を学ぶことができます。

韓国語の方は3歳から、日本語の方は4歳から始められます。

 

 

オーストラリアの本屋さんでは、特定の店以外は日本の本は基本的に売っていません。2018年7月にアマゾンジャパン商品を、オーストラリアで注文することができなくなりました。

絵本を手に入れるには、日本語土曜学校のフリマで買うか、人からいらなくなったものをもらうか、日本に行ったときにまとめ買いをするかです。

あるいは、日本語プレイグループで共有の本を借りるか、友達から借りるかですね。

本が手に入りにくいのは、大問題です。

 

 

ネット

貴重な日本語と韓国語のソースです。ユーチューブではアンパンマンが、日本よりもオーストラリアの方が多く見ることができます。日本国内では、規制や削除されているのかも。

 

 

ペイTV

有料で日本のテレビを見ることができます。さくらテレビなど、いくつか種類があるかも。

 


アプリ

ウチは主にアップル製品を使っていて、オーストラリアで登録したガジェットは日本のアプリストアからダウンロードできません。日本国外の(に対応した)アプリのみ使えます。

しまじろうのアプリが使えないのが残念。

 

 


現在の言語環境は、こんなところでしょうか。この環境の中で、子供たちの言葉を必要に応じて伸ばしたいと考えています。日英韓それぞれの四技能(読書聞話)で、どれがどのくらい必要かというのが、また難しいですね。最低限、英語があれば生きていけるので、本当に「必要」なのは英語だけです。

どれをどのくらい身につけさせるかは、言語学習の目的と目標が決まると見えてきます。それについて、次のエントリに書きます。