娘へ

あなたはこうしてできています

授乳は時間を決めて行う

授乳は、母乳であれば3時間おき、粉ミルクであれば4時間おきにしました。

時間外にぐずっても、授乳はしませんでした。時間外にぐずった場合は、抱っこしたり窓の外を見せたり、手足を持って遊んであげたりして、落ち着かせました。授乳時間まで親子ともに我慢です(というほど大変なものではありませんでしたが)。

 

 

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授乳についてはかーさんが担当なので私は詳しくないのですが、確か地元の保健婦さんにそうするように言われたと思います。かーさんは主に、イギリスのどなたかがお書きになった本を参考にしていました。

食については私の担当ではないのですが、ここで書き留めておくのは、これを守らないと後々まで教育の面で影響があるように思われるからです。

 

どのような影響が考えられるかというと、

 

・授乳を計画的にやめるのが難しくなるかも? 

・「欲しければグズる」子になる?

 

という2点です。                 

 

 

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授乳時間を決めずに、「お腹が空いて泣いたとき」や「グズったとき」に不定期に授乳していた子供は、授乳を計画的にやめることができなくなる場合があります。

WHO(世界保健機関)のガイドラインでは、母乳は2歳以上まであげることを推奨しています。授乳を計画的に(早めに)やめる必要は、もちろんありません。ですが、各家庭で「この時期には卒乳したい」というタイミングがあると思います。

特に夜の断乳は、母親の負担を減らすため、推奨されるタイミングでできるといいですね。ウチの場合は、長女は生後6ヶ月頃、次女は4ヶ月頃にしましたが(次女はある日突然、朝まで寝ているようになった)、子供の求めに応じて授乳していると、夜間断乳を計画的に実行することが難しくなるかもしれません。

 

また、「欲しければグズる」は0歳児なら可愛いものですが、2歳や3歳でこれをすると親はイライラしがちです。

不定期に授乳していると、気が向いたらおっぱいをせがむようになります。当然ですが、図書館だろうが電車の中だろうが子供には関係ありません。親がどんなに忙しくて手が離せなくても、子供は事情を察してくれません。欲しいと言えばもらえるわけですから、本能のままに動いているだけです。

 

この行動はいつか習慣化します。その延長線上に我慢のできない性格が作られます。「欲しいと言えばもらえる」が、「欲しければグズる」になるわけです。

0歳の時の習慣がどれだけ後に影響するかはわかりませんが、これを2歳や3歳まで続けていたら、性格形成に何かしら関わるでしょう。

 

 

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3時間(4時間)ルールとは反対の、「子供が求めるときにあげる」という方法を否定するわけでは、もちろんありません。それはそれで理にかなった方法だと思うので、どちらが良いという判断は難しいですね。自分たちの生活設計や子供の発育状況、教育方針にあった方法を選ぶといいと思います。勉強不足でわからないのですが、上手に卒乳するソフトランディングの方法も、色々とあるのだと思います。

 

ウチの場合は、2歳4ヶ月になった長女を見てみるに、授乳の3時間(4時間)ルールは良かった(自分たちに合っていた)と考えています。健康面では、これまでに風邪を引いたのは1度だけで、身長、体重などの発育状況は、全体のちょうど平均です。性格面については、ご飯やおやつをせがむことはなく、テレビや遊びなどをスパッとやめることができます。まだ遊びたい、もっとテレビを見たいという気持ちは当然ありますが、だからといって泣いて騒ぐことはあまりありません。  

 

授乳を時間決めで行うかどうかが、子供の性向の全てを決めるわけではありません。100万ある要素のほんの1つでしかないと思います。ただ、ここでの舵取りによっては、その後こじらせる可能性があることは、知っておいたほうがいいでしょう。